「もう、気付いていると思うが

このゲームは最後一人になるまで

終わらない。」



最悪のタイミングで最悪なことを言う

男に殺意さえ湧いた。

いや、もうそんな気力はない。


分かってしまったら

殺意が向く先は男じゃないのかもしれない。


みんな誰しもが生き残りたいと思う。

そうなれば、この場所はもう殺しの場だ。


仲間はいない。
生き残れるのは1人だけ。


みんなで仲良くやって来たこの


3年3組というクラスは

もう既に跡形もなくなっていた。