だけど殺されてしまうのは……。


その瞬間、隣に座っている委員長は叫んだ。


「待って元木さん!

言いたいことがあるの……!」

それはいつも以上に大きい声だった。


「私が、いじめられてた時、元木さん助けてくれたでしょ?

あんたもしっかり言い返しなよって言ってくれて

それで私、委員長になったの!

人前で何かを言うのは苦手だけど、その言葉で

いつまでもこんなんじゃダメだって思えた。

自分をしっかり持ってる元木さんがカッコイイなって思った

私もあんな風になりたいって

元木さんは私の憧れだったの……!」


委員長が泣きながらそう言った時