私の手は怖すぎて小刻みに震えを繰り返していた。
すると、委員長は小さな声で言った。
「元木さんは怖くないの……?」
今にも泣きそうな目をしている委員長だけど
こういう時、やっぱり的確な質問をしてくれる。
私なゆっくりと元木さんを見ると、彼女は笑いながらこう言った。
「私だって人間なんだから
怖いに決まってんじゃない。
だけど、今まで自分のポリシーは曲げないで生きてきた。
間違ってることは間違ってるって言ってきた。
だから、最後までまっとうしたい。
自分というものを捨ててまで間違ってる方に流されたくはない」


