瞬間、氷が周囲に舞う。 サラ<氷能力者?ただ者じゃないな> <高見一族の長女、高見雪乃だ> 雪乃は言った。 だが、威圧的な気配が漂う。 桐花<あたし、あの人の記憶だけは読み取りたくないわ> 桐花は呟いた。 <お茶――――――> 茶髪の少年がテーブルに置いた。 健斗<ありがとう> <たいしたことじゃないよ。須藤さん> 少年は健斗に言った。 海<君は―――――――――?> <高見一族の次男、高見千明>