高見雪乃。




桐生院の生徒会長で桐生の補佐一族である、







高見一族の長女である。






長い髪に女にしてはかなりの長身。







そして、雪のように白い肌








氷を操る高見雪乃は―――――――――







まさに雪女だ。






雪乃<千明>





千明<姉様?>






雪乃はおもむろに、末っ子である弟、高見千明を抱き締めた。






雪乃<千明>







千明<ちょ、姉様――――――!>







雪乃<私に千明に触れないと死ぬのだ>









千明<は?>








雪乃<あぁ――――――千明>





雪乃の声は―――――――――





大量の式神と、







<気色悪い御発言はお止めになられてはいかがですか?>







冷ややかな声によって、かき消された。