千鶴<そろそろかもね>






丈<千鶴>







千鶴<何?>








丈<お前は桐生院を―――――――――>








千鶴<すごいよ>









千鶴は言った。








千鶴<ふふっ>









千鶴は縁側に向かった。









そして、満月の夜に折り鶴を解放した。






千鶴<どうなるかな?>





千鶴は呟いた。







無論、折り鶴が答えるわけじゃないのだ。







千鶴は笑った。