<へぇ?>





黒髪の少年はそれを見ていた。







<すごく、仲良しみたいだ>







少年は鉛の塊を造る。







<奴らがロスト・デスティニーの鍵か――――――>







少年はおもむろに携帯を開いた。







<もしもし、アリスだよ。アリス・クロス>







少年―――アリスは言った。








アリス<すごく、仲良しの連中だよ。彼らなら、改変できる>






アリスは呟いた。







アリス<俺は彼らと未来で共にするんだろう?>







そして、







アリス<運命を変えるって、面白くない?>








そう言って、アリスは携帯を閉じた。