★ <へぇ?> 黒髪の少年はそれを見ていた。 <すごく、仲良しみたいだ> 少年は鉛の塊を造る。 <奴らがロスト・デスティニーの鍵か――――――> 少年はおもむろに携帯を開いた。 <もしもし、アリスだよ。アリス・クロス> 少年―――アリスは言った。 アリス<すごく、仲良しの連中だよ。彼らなら、改変できる> アリスは呟いた。 アリス<俺は彼らと未来で共にするんだろう?> そして、 アリス<運命を変えるって、面白くない?> そう言って、アリスは携帯を閉じた。