魔妖人ーウィザリアンーⅠ

だけど、その沈黙は長く続かなかった。

「だから、ダメよ遊んじゃ。」

母はそう言い残して部屋を出て行った。

ラタも部屋にかえった。

無駄に広い部屋。キングサイズのベッドに大きい窓。

そして、たくさんのおもちゃ。

よくみると、ベッドの上に置き手紙があった。

ケイの字。

ーラタ。ごめん本当にごめん。

やくそくやぶって。ー

「僕がラタを守るよ。」

ケイの声がラタの頭の中をグルグル回る。

まだ2人が4歳ぐらいだった頃。

公園でケイが急に言った言葉。

「あんがとっ//」

ラタの目からポツポツと涙。

そのままベッドに横になって、寝てしまった。