clover's mind

「つまり、だな」

 まゆみの瞳を真っ直ぐにみつめ、

「おまえが──」

 三度目の深呼吸をした。

 怖れることなんて、ない。

 怖れるべきはきちんと言葉に想いが込められたかどうか。

 けれどもそれには自信が、ある。

 西陽で伸びた俺の影が、彼女をすっぽりと包み込む。

 愛車を支えなけりゃいけない俺の代わりに、彼女を抱きしめるかのように。

 そして俺は目を閉じて空を仰ぎ──