今日を逃しちまうともう二度と前のような関係になんてもどれやしないだろう。

 こういうものはタイミングが肝心。

 逃げ腰になっちまってる場合じゃぁない。

(えぇぃ! こんなもんは勢いだ!!)

 言葉なんてものは後回し。

 俺は腹をかっさばいて、じゃなかったくくってドアノブに手をかける。

 そしてその勢いのまま休憩室のドアを開け──