見つめる先にはなにもなくて、

隣を歩く人すら煩わしくて、

人が、
声が、
空気が、
自分が嫌で。



それでも、地面に足をつけたつもりで立っていた。



心は空虚で、
冷めている自分を知りながら、
言い訳ばかり並べてた。



人を好きになれない理由に気付きながら、
それでも、なにも変えようとしなかった。



だから…私は一人、空っぽに感じてしまうんだ。