思わず後ろを振り返ると、後ろの席に緒方くんはいなかった。 「あっ。緒方なら速攻、購買に行ったよ!」 私の気持ちを見透かしたように、そう言う吉田 ジャックくん。 その言葉で、思い出した。 「あっ!!私も今日、パン買わなきゃ!」 バンッと席を立ちながら、そう言った。 「あれ?キミ子いっつもお弁当じゃないっけ?」 菊池さんが、首を傾げなから言う。 「えっ!なんで知ってるんですか?」 「だっていつも、その席で1人でポツンと食べてたじゃない」 見ててくれてたんだ……。