そんなちっぽけな意気込みをしてるとき、 急に後ろの髪の毛が、ちょいちょいっと、引っ張られた。 くすぐったい感覚に、思わず振り返る。 緒方くんが、頬杖をついて、私の髪の毛で遊んでいた。 「な……なんですか!?」 小声で緒方くんに聞いてしまう。 「んー?ハム子の髪、サラサラだなって思って。 伸ばさねーの?」 なんで今、そんな話をする必要が!? 確かに、中学の頃から、この中途半端な肩までの髪だし、長い髪は憧れがあるけど…。 でも、不器用だから、特にヘアアレンジとかもできないもん。