「まぁ、お前は迷惑だったかもしんねぇけど……」 ちょっと拗ねたような口調の緒方くんに、笑みがこぼれてしまった。 「ううん。そんなことない。 私も猫ちゃんに会えて嬉しい」 隣にいる緒方くんに、笑いながらそう言えた。 「……っ!」 緒方くんは一瞬目を見開くと、 頬を赤く染め、プイッと目を反らした。 「にゃー!」 白猫は私の膝の上に乗って、じゃれてきた。 「あははっ。くすぐったい!」 私の膝の上でゴロゴロしてる猫ちゃんを撫でていると…。 「ムカつく」 そんな声が聞こえてきた。