「あっ!!
それ、私が猫ちゃんにかぶせたカーディガン!」
そうだ!
あの雨の日に、体を温めるためにかけてあげたやつだ!!
「うん。
んで、お前の傘は玄関に置いてあるから」
「……もしかして、これを返すために家に呼んだんですか?」
学校でも良かったのに。
いや、学校でこんなヤンキーにカーディガンなんて渡されたら、周りから変な目で見られるかも……。
「いや、それもあるけど……。
猫がハム子に会いたいんじゃねーかなって」
「えっ?」
緒方くんは、私の膝にすりすりしてる猫を見ながらそう言ってきた。
意外な発言にびっくりする。


