頭の中で、もんもんと緒方くんに対してなんと言おうか考えてると…。 ──ガチャ。 部屋のドアが開いた。 「なにつっ立ってんだよ。座れば?」 両手いっぱいにいろんなものを持ってる緒方くんが、器用にドアをあけながら言ってきた。 「んにゃーっ」 その開いたドアの隙間から、あの白い猫が入ってくる。 「えっ!?猫ちゃん!! 校舎裏にいるんじゃなかったの?」 私は入ってきた猫ちゃんの前にしゃがみこむと、 上を見上げて緒方くんに聞いた。 「昨日、お前が先に帰っちまったあと、俺が家に連れて帰った」