私はこれからも、こんな強引なヤンキーくんに、振り回されるんだろうなぁ…。
なんて思いながらも、やっぱり緒方くんの無邪気な笑顔に、私は嬉しくなる。
手をつなぎながら、帰り道を歩いてると突然緒方くんがつぶやいた。
「あ、そうだ。ずっと傍にいれるよう、結婚でもするか?」
「へっ!?」
い……いきなり、何を言うの!?
「私たちの年齢じゃ、まだむりだし……きゅ…急すぎるよ!!」
結婚という言葉に、恥ずかしさで私の顔はきっと真っ赤。
「ははっ、冗談だよ。
つーか、ハム子が離れたくなっても、俺がベタ惚れな以上、もう二度と離さねぇから」
そう言って緒方くんは、突然チュッと触れるだけの甘いキスを落とした。
緒方くんの行動に、私の心臓はドキドキが止まらない。