私がまだ行ってないところ……。
……あっ!
……捨て猫のハム子2号と出会った場所。
あの河原の方を、まだ見てない。
……行ってみよう!!
私はそう心に決めて、走ってそっちの方へ向かった。
──……そして。
「いた……」
あの河原に、緒方くんと翼くんがいた。
でもふたりは険悪な感じで、翼くんが緒方くんに掴みかかっているところだった。
早く止めないと…!
そう思って、一歩足を踏み出したとき…。
「キミ子を傷つけて手放したくせに、今更、出てくんなよ!!」
翼くんは、緒方くんに大きな罵声を浴びせた。
私は思わず立ち止まって、その様子を見ているだけだった。


