「よろしくな!坂下さん!!
俺の名前は吉田 ジャーック!!」



ジャッ……ジャック!?

まさか、外国人とハーフ!?

だから髪の毛の色が違うとか!!!?




「お前はバカかっ!!」


バシッと誰かが吉田 ジャックさんを叩いた。



「ごめんね、坂下さん。
こいつ、テツタって変な名前だから、ジャックとか嘘ついてんの」



そう言ってきたのは、ショートでボーイッシュなイメージの、

草野 皐月さん。


この中で、唯一私と同じ黒髪だ…。




「てめぇっ!皐月!!
俺のコンプレックスばらすなよっ!!」



「黙れ。嘘つき野郎。てめぇみたいな奴がジャックとかイケメンな名前名乗るな。
テツタテツタテツタ」



「うぉぉぉっ!!やめろー!!」




えっと……

唯一マシなお方かと思ったけど…

口喧嘩は、1番強いようです。