「けど、全部俺が間違ってた。もう二度とあいつを傷つけない。
お前にはやらない!!絶対に奪い返す!!」
中学の頃とは違う、陸の真剣な顔。
あー……。
いつの間にこんなに強くなってんだろうな。
あの頃の陸なら、また同じことを繰り返してたのに。
今じゃこんな強くなって、逞しくなってる。
きっとこいつを変えたのは、他でもないキミ子だ。
「……それがお前の答えか?」
俺がそう聞くと、陸はゆっくりと頷いた。
その瞬間、なにかがスッと切れたように冷静になった。
そして、ガッと一発、こいつの顔面を殴る。
ボコッと鈍い音が響いた。
「…………今更、なんだよ!」
俺は、痛そうに歪んだ顔の陸に罵声を浴びせた。


