ハム子と二人きりになる。
「私たちも、帰ろっか?」
へらっとした笑顔を見せると、俺より先に歩き出したハム子。
そのちっさい背中を見て、なんだか鼻の奥がツーンとなった。
目頭が熱い。
分かってる。
俺の存在が……俺が隣にいることが。
お前を傷つけてしまうことくらい。
頭では分かってんだけど、結構キツイんだ。
「緒方くん?」
ハム子は振り返って、なかなか歩き出さない俺に首をかしげる。
「…………」
……これからもずっと一緒にいられると思ってた。
俺のそばには、お前がいるって信じてた。
お前を離すつもりなんてなかった。
でも……。


