「緒方くん、誤解だよ!翼くんはね……緒方くんのことを思って…」
「キミ子。いいから」
私が緒方くんに説明しようとすると、翼くんがそれを引き止めた。
「でも……」
「いいから。な?」
私を覗き込みながら、優しく説得するように言う。
なんで?
私はまたふたりに仲よくしてほしいのに。
何もできないことが悔しくて、手に持っていたアイスを強く握ってしまった。
「誤解のままじゃいやだよ。翼くんは優しい人なのに……」
そう言うと、また目を見開く翼くん。
だけど、さっきと違って頬が赤い。
どうしたんだろう?
今日は暑いからかな?しんどくないかな…?
「……俺、お前が思ってるほど優しくねーよ。ごめん、自分勝手だわ」
「えっ?」
……どういうこと?
翼くんの言葉の意味が、全然分からない!


