「あ……あの、緒方くん。 私はキミ子で……」 「ハム子。俺と付き合え」 ……えっ? えぇっと……放課後、校舎裏にまで付き合ったけれど… 他にどこに行くのでしょう? 「どこまで…ですか?」 相変わらずニコニコしてる緒方くんに、遠慮がちに聞いてみた。 あぁ〜、結局ハム子を訂正できてないままだぁ。 「は?どこまでって、ちげーよ。俺の女になれ」 「……えっ?」 へんてこを越えるような、へんてこすぎる声が出た。 えぇぇぇぇっ!? 付き合うって…!? 彼氏と彼女になるってこと!?