「はぁー。だから、ポイント稼ぎのボランティアの仕事!
夏休みで先生にしないかって言われたのよ」
雅先輩は、こっちを見ずにダルそうに言う。
……ポイント稼ぎって。
「いい子ちゃんアピールしとけばあとあと楽なのよ。
もう、あんたの前で猫かぶる必要もないし」
「えぇっと……。み…雅だよな?」
あからさまに、雅先輩のキャラに驚いてる緒方くん。
でも、私も同じでびっくりしてる。
だって、いつも華やかな雅先輩が、こんな……こんな口が悪いなんてっ!!
怖いことはあったけど、ここまで口は悪くなかった……はず。
「ふふっ。そんなに驚くこと?あんた達の顔、おもしろすぎ」
私たちの顔を交互に見た先輩は、おかしそうに笑った。
「はぁ〜。昔はあたしのために、受験とか必死になってくれたクセに、あっという間に大切な子、作っちゃうんだもん。
ムカつく」
もう先輩の言葉について行けない、私と緒方くんは、言葉を失っている。


