「ちっ」 舌打ちしましたよ、この人。 「まぁいい。やっと、俺の女になったんだから」 そんな甘いささやきをした緒方くんは、ギュッとあたしを抱きしめてきた。 クラスのみんなに、目を丸くして見られてる。 私の胸は、ずっとドキドキ。 私はいつも、緒方くんに振り回されっぱなしです。 あとから環ちゃんや皐月ちゃんに質問攻めにあったことは、言うまでもない。 そんなこんなで、幸せな(?)球技大会は、幕を閉じたのでした。