そんなこんなで、やっぱり緒方くんのお部屋にいる私。
2号が膝の上でじゃれてくる。
「にゃーっ」
「ははっ。くすぐったい!」
数メートル離れたところで、緒方くんがガン見してる気がするのは、おそらく気のせいではない。
なんかものすごく見られてる…。
「おい、ハム子」
「ひゃっ!ひゃい!!」
突然、名前を呼ばれて声が裏返る。
「お前、なんでわざわざ俺んちに来たんだよ?
……俺じゃなくて、2号に会いに来たのか?」
あっ。
本題を忘れるところだった…!
私は緒方くんに、伝えたいことがあってきたんだ。
「2号じゃないよ。私は、緒方くんに会いに来た」


