それから数日が過ぎて。
噂は広がって行くばかり。
それでもみんなは、私の傍にいてくれた。
緒方くんは、毎日のように一緒に帰ってくれた。
それが私にとって、唯一の救いだった。
でも…。
「…………まただ」
今日も上靴がなくなってる。
だめ。
泣いちゃ……だめ。
みんなが傍に、いてくれるんだから。
私は深呼吸すると、落ち着いてスリッパを履く。
そして、うつむきながら歩き出したとき。
「なーんだ。全然平気そうでムカつく」
そんな言葉が聞こえてきた。
思わず顔をあげると、そこには雅先輩がいた。
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