私が強く頷くと、やっと顔を離してくれた。 そして…。 「はぁ…。よかったぁ〜…」 今度は安堵の息をもらし、あたしの肩にポンッと頭を乗せてきた。 「ふぇっ!?」 イキナリの出来事でびっくりする。 「翼に、連れてかれちまうかと思った…」 緒方くんの行動にドキッとする。 心臓に悪いからやめてほしい。 「つーか、昨日一緒に帰れなくて不機嫌なんだけど」 ちょっとだけ、顔をあげて私を見る緒方くん。 耳元に吐息がかかって、熱くなる。