そして授業中、背後から殺意というものを感じながら…… 待ってもいない、放課後になってしまった。 「わりっ!さっきの人違いだったわ!」 とか言ってくる緒方くんを想像していたのだけど、それは理想にすぎなかった。 緒方くんはやはり私の目の前にやってきたのである。 私はヒヤヒヤと上を見上げた。 伏せた目で、私を見下ろしてる緒方くんが口を開いた。 「ハム子。俺と付き合え」 はい……! ごめんなさいっ!! って……えっ? 付き合え……? 付き合えって… 「どこに…ですか?」 で、あってますよね?