「キミ子!ばいばーい!」
「バイトだから急ぐね。また明日」
皐月ちゃんと環ちゃんが、手を振って帰って行く。
「あっ…!ばいばい!」
ふたりとも忙しそうだし、家が反対方向だから、
傘にいれてほしい、なんて言えないよね!
早く雨やんでくれないかなぁ。
「おい。帰らねぇのか?」
背後にいた緒方くんが、いつの間にか私の前にきて聞いてきた。
「うん。傘ないから、やむまで待とうかなって」
「梅雨なのに、傘忘れるなんてバカだろ」
楽しそうに、ククッと笑ってる緒方くん。
なんか久々に、バカにされた気がする。
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