「おい……。今、ありがとうって言ったか?」
緒方くんが、ジッと私を見つめながらそう聞いてきた。
「えっ? う……うん」
その通りだから、コクリとうなずく。
「……よっしゃ!」
嬉しそうに笑って、ガッツポーズする緒方くん。
私はよく分からなくて、首を傾げた。
吉田くんは、ははっと笑いながら緒方くんを見ていて。
「今日は絶対いい日になるな!
ハム子、早く席に着くぞ!」
「えっ?……うん!」
私は言われるがまま、席についた。
よく分からんないけど、緒方くんが嬉しそうだから、
なんだか私も嬉しくなった。


