「テツタ!…あんた絶対、緒方にばらすなよ!?」 皐月ちゃんは、血相を変えて吉田くんの胸ぐらを掴んだ。 「さ…皐月ちゃん!こぇぇよ!俺はキミ子ちゃんに協力するから!」 青ざめてる吉田くんは、必死に皐月ちゃんをなだめていた。 けっ!っと、言った皐月ちゃんは、やっと吉田くんの服を離す。 なんか、私のせいで吉田くんが死にかけた気がする……。 「はぁー。まぁ、あたしもキミ子を応援する。 緒方はあんなヤツだけど、やっぱ大事な友達だし…」 環ちゃんは、なにか意味深にそう言った。