次の日の朝…。


ピリピリ…ピリピリ…


朝から、激しく鳴り始めた携帯。


時計はまだ7時。


俺の睡眠をさまたげやがって…


「誰だよ!!朝から!」


眠いから、ディスプレイを見ずに電話に出た。


すると、


「歩さんのバカー!!」


この声は…


「り、懍!?」


何故か、朝から怒ってる。


「今から会えますか?
歩さんちに行きます!」


「は?
ちょっと待て懍。
俺ん家に来るって学校じゃねーの?」


「創立記念日でお休です!でどこにあります?」


「あっと…昼が丘からまっすぐ行ったとこ…」


「わかりました!」


ツー…ツー…


切れたよ…