罰ゲーム

「だね。ま、近いなら無駄にはならないか…」





そう言ってスマホを取り出してどこかに連絡を取りはじめた。






「あー、兄貴?なに?」





お兄さんか…。






「は?突然行けなくなったって…。予約しちゃってたじゃん!バカ兄貴!」





スマホを投げつけそうな勢いで通話を切った。




「はぁ……ねえ、滝村くん。ちょっとお願いがあるんだけど…」

「予約した店のこと?」





気まずそうに頷く。





「行こうよ。電話からして急だったんでしょ?」

「うん…。お金は兄貴が先に払ってあるから心配はしないで。ただ…制服じゃ行けないから…一度着替えないといけなくて…」





語尾が段々小さくなっていく。そんなに罪悪感あるのかな。俺的にはタダ飯食えるだけで充分なんだけど…。





「平気平気。家も近いことが判明したし。着替えてから駅で待ち合わせで良い?」

「うん」