罰ゲーム

授業以外はずっと本を読んでいて、うちのクラスの中では暗いイメージだ。




「えー…つまんねえよ、それじゃあ。絶対すぐおちるって…」

「いいじゃん、それならそれで!」





周りの賛否両論。




「いいよ。高坂で」




どうせ皆俺の見た目しか見てない。高坂だってすぐにオッケーするだろう。




ーーそう思ってた。




「あ、高坂じゃん。ほら、優弥いけよ!」




忘れ物を取りにきたらしく、机の中を覗いている。忘れ物はどうやら本だったらしい。




鮮やかなブルーのブックカバーの本を大切そうに鞄にしまうと教室を出て行こうとする。




「高坂!」




間宮が呼び止める。高坂は面倒臭そうな顔で振り向いた。




「………なに?」




不機嫌そうな声。間宮のことよっぽど嫌いなんだな。こいつ。