罰ゲーム

「ぷっ…!」




今まで聞いたことのない感想に悪いと思いつつも噴き出してしまう。体をくの字に曲げて笑いをこらえる俺を不機嫌そうな顔で見てくる高坂。




「笑うこと?」

「だってそんな感想…!聞いたことない…っ!」

「そんなに笑わなくてもいいじゃん!ほら、行こうよ!」





腕を引っ張られ、慌ててついていく。改札を通って電車に乗って揺られる事十分。





「どこらへんなの?」





最寄り駅で降りてあとは徒歩。駅からあまり離れてはいないらしい。彼女もよく知らないようで検索してやっと場所がわかった。





「…ごめん。兄貴が予約したから場所よく分かってなくて…」





予約していた店に時間ギリギリに着くと、名前を告げ、席に通された。





「気にしないで。別に迷ったわけじゃないんだし」





ひとつひとつ区切られたボックス席の一番端に座る。そこで彼女はしょぼんと肩を落とした。





なんかちょっと可愛いかも…。





「一緒にきてくれただけでも悪いのに…」

「俺は自分で来たいって言ったんだからいいんだよ」

「…うん、わかった」