罰ゲーム

「あの人ヤバイよね。うちの学校の子にも何人か被害者いるよ」




ぽちぽちと携帯を弄りながらソファへ寝そべって話しかけてくる。どうでもいいけどもう少し女らしくしろよ。




「マジかよ…。まぁいいや。取り敢えずそういうことだから」





リビングを後にして二階の自室に入ると鞄を放り投げて制服を脱ぐと、私服に着替える。





俺の私服は割とシンプル。あんまり派手なのは好きじゃない。





「そろそろ時間か…」





部屋でのんびり過ごして家を出る。もうそろそろ冬が近いから寒い。





「どこだろう…?」





俺が着いた時にはメールで『着いたから』という返事はきてた。だからどこかにいると思う。





なんせラッシュ時で人が多くて、中々広いこの駅で見つけるのはちょっと難しい。私服を初めて見る子ならなおさら。





「滝村くん!」





ぽんと背中を叩かれて勢いよく振り向く。いきなり振り向かれたことにぱちぱちと目を瞬かせる彼女、高坂。