昼休み。



「ゆーずーはぁぁぁ!!!」


親友の胸❪絶壁❫に抱きつく。

「あら、面白くなってきたわね」


すました顔でそう言う親友。


くっそー。

涙目で柚葉の肩をつかみ、前後に揺らす。




「知らないわよ。あと触れんな」


殺気を感じ取り思わず肩から手が離れる。






…もう嫌だ。


椅子に座り机に倒れ込む。




「あ、面白いといえば橘くん告白されたらしいわね!」


気を使っているのかいないのか。

親友はうきうきと話し出す。



そんな柚葉に抜け殻の私は取り敢えず何か返そうとする。



「そんなの日常茶飯事でしょ?…どーせ。」

告白ってさっきのラブレターだよね。


…くそ。頭がいいだけで。

あと少し顔が良くて!スタイルも良くて、運動も…




「うぉぉぉおおお」


「確かに日常茶飯事なんだけど、注目するのはその告ってきた相手よ!」




絶望にくれる私を無視して彼女は続ける。