美「あたしさえいなければ!あたしさえ生まれてこなければ!」 ずっと、土下座をしながら謝罪していた。 美「朔にぃの人生を奪ってごめんなさい!」 朔「美紀!やめろ、美紀は悪くない!」 朔にぃが叫んだ。 反射的にあたしは顔を上げた。 美「でも、あたしさえいなかったら!皆、幸せだったのに!」 ギュッ 朔「そんな事、言うな!俺は、美紀と出会えて幸せだよ?」 朔にぃがあたしに囁くように、語りかけてくる。