「美紀、涼くんっていう子との関係は?」 電話を直し、みんなの方へ向き合った途端に飛んでくる質問。 「涼は...、あたしの大切な人...。つまり、あたしにとっての家族です!」 前に嵐を“大切な人”とだけ伝えたら彼氏と間違われたのを思い出し、ちゃんと家族という言葉を付け加えた。 それを言うとホッとした顔を浮かべる朝永家や、嵐を除く黒連のみんな。 「それじゃあ皆さん。今日はもう遅いので泊まっていってください。」