「涼ごめん...ご、めんなさい...。」
気付くとあたしは涙を流し、涼に謝っていた。
「もう、暴れないって...あの時約束したのに...。」
あの時というのは、あたしが黒蝶の総長になった時だ。
『今回暴走したのは美紀のせいじゃない。ハッキングして全部調べた。』
「ハッキング...したの?ハッキングが苦手な涼が?」
『あぁ。アイツが迎えに来るって言われたんだろ?そりゃ俺だって暴走するかもしれない状況だ。だから...美紀のせいじゃない。』
涼...。
「ありがとう。」
『それに、みんな心配してるぞ?朝永組まで行く!ってきかない馬鹿もいるしな。』

