あたしは無理矢理自分の体を押さえ込んだ。
「麗!今すぐあたしを撃て!!!上から見てるんだろ!!!」
あたしは叫んだ。
「私には、美紀を撃つなんて出来ないよ!!!」
「でも抑え込めるのもあと少しだ!早く撃って助けてくれ!!!」
あたしは泣きながら助けを求めると...
「撃たせるなんてさせない。美紀はここにいるんだ。だから大丈夫だ。安心しろ。」
東がそっと抱き締めて、あたしに言い聞かせてくれたおかげで、狂鬼の暴れは収まった。
「と...ぉ...?」
そう言い残し、あたしの意識はとんだ。
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