side東
美紀の叫び声が聞こえた。
全てを上から見ていたが、会話はちゃんは聞き取れなかった。
「ダメだよ美紀!落ち着いてよ!!」
嵐は今にも泣きそうな顔で美紀を見つめている。
「早く、抱きしめてあげないと!!」
嵐が下に降りようとするのを光さんが必死に止める。
「嵐君、落ち着いて。美紀を見てみろ。」
その言葉で全員が下を向く、すると美紀は叫びを止め、スクッと立ったかと思うと...
「キャハハハハハハハ」
狂ったように笑いながら、敵をなぎ倒していく。
「嵐君が今行ったら、嵐君まで殺されるぞ?!それに...、もうあの子は美紀じゃない。」
「それってどういう?」

