「美紀にはお兄さんが沢山いるんだね〜」
なんてにこにこしながら話かけてくる。
「それがどうした。」
「じゃあ猛さんって覚えてるかな?」
な、んでその名前を玖龍が...。
「おっ、動揺してるね。それと朝永組のお兄さん...朔夜さんだっけ?そのお兄さんを襲った猛さん...。もうすぐ美紀を迎えにくるってさ。」
僕はもう放心状態だ。
「でもそのお兄さん可哀想だよね〜。美紀のせいで今車椅子状態なんだって?」
僕のせい...。朔にぃがこうなったのは僕のせい...。
「違う!!!あれは僕は悪くない!」
「いいや、美紀のせいだ。美紀がもっと強ければ、朔夜さんはあんなことにはならなかっただろう。」
僕のせい...僕のせい...僕のせい...。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁああああ!!!!!」