その声にあたしはスクッと立ち上がった。




「行ってこい。」



「了解です。轟の名にかけて皆様をお守り致します。」



そしてあたしはポケットから拳銃を取り出し、麗に渡した。



組モードに切り替え、そしてギュッと抱きしめ、ボソッと囁いた。






「今日は嫌な予感がする。もし昔みたいに暴走したら、僕を殺してほしい。」




そしてスッと部屋から出て行った。