「お願いします!東と亜紀さんの結婚なしにしてください!」




びっくりした。
まさかこんな所にいるなんて思ってなかったから。




「あぁ〜。結婚の話は元々無しにしようと思って来てたんだ。」


光さんがそう言う。



「よかった〜。」


皆がホッとした顔をする中で、亜紀は皆を試そうと思ったのか。



「皆さんもぉ、すっごくイケメンですぅ〜」



そう言った。



「演技なんて通じないですよ」

竜が少し顔を顰めながら言った。





あたしは感心していた。



「じゃあもう素でいいですよね。光さん?」


「あぁ。にしても貴方方の息子さん方には感心しましたよ。」




叶さんと春真さんはキョトンとしている。



「失礼ながら、貴方方の息子さんを試させていただきました。あとは美紀が誰かに惚れるのを待つだけですな。」





「そうでしたか。でも何故亜紀さんのお見合いで美紀の名前が出てくるのですか?」


叶さんが聞いた。