side東



「僕達で東の結婚を止めてあげる!!」


陽の一言によって、何故か黒連の皆が俺の家で待機することになった。




「はじめまして、轟光と申します。」

美紀の父さんが入ってきた。




「はじめましてぇ〜!轟亜紀でぇす!」


綺麗な顔をしたぶりっ子の女が入ってきた。



そしてペコッと頭を下げたフードを深く被った男か女か分からないやつが入ってきた。



親父と母さんの顔は困惑している。


そして兄貴はというと、驚いた顔をしていた。なにをそんなに驚いているんだ?



「と、とりあえずお座りください。」


親父の言葉で、3人が座った




「それにしてもぉ〜、東さんってすっごくイケメンですねぇ〜!」




そう言われて俺は思わず

「何故そんな演技をするんですか?」



「演技なんかじゃぁないですよぉ〜」


そう言ってる亜紀さんが、美紀に被って見えた。




その時...



ーバンッ



「「結婚をなしにしてください!」」


そう言って頭を下げている黒連の皆がいた。