「族って...どこの?」
陽が不安そうに聞いた。
正統派じゃなかったら...なんてことを考えてるんだろう。
「入ってるのは、黒蝶だよ。」
そう言った瞬間皆目が点になった。
「「えぇぇぇぇぇぇえぇぇぇぇぇぇぇええええええ??!!」」
すっごい叫ぶね!
そんな皆を苦笑しながら、あたしと嵐と拓と朔にぃは見ていた。
「えっ、下っ端ですか?」
聖も聞いてきた。
「申し遅れました。黒蝶6代目幹部を務めさせて頂いております。山本拓と申します。以後お見知りおきを。」
結局拓も名乗ったんだ。
「嘘だろ...。拓が幹部...。」
黒連の皆は絶句している。

