「ほら、早く行くよ!!」
あたしは秋夜の腕を引っ張りながら言う。
「はい!美紀様!」
あたしに手を握られて嬉しいのか、顔を赤らめながら笑顔で言ってくる。
「それでは、皆様。またパーティの時にお会いしましょう。」
あたしは行儀よくお辞儀してすぐに迎えの車へと向かって走り出した。
じゃないと、春真さんに捕まって色々聞きだされると思ったから。
「全員美紀を捕まえろ!!!」
春真さんの怒鳴り声が聞こえる。
朝永組の皆があたしと秋夜の前に立ち塞がった。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…