とっさにあたしは自分の服で受け止めた。 「美紀大丈夫か!?」 「うん。あたしは大丈夫なんだけど...拓が」 「私が拓の部屋まで運んでくるよ」 そう言い、麗華が拓を連れて行ってくれた。 麗華は面倒見いいからね。 「それより美紀の服が」 涼が心配そうに見つめてくる。 「うーん。このままで帰るわけには行かないしねぇ」 困った顔で言うと 「俺の服貸してやるよ」